アートライティング特別講義
白い石を流れくだる時間と水脈を辿って:『北白川こども風土記』の小流域を歩く
主催:京都芸術大学 通信教育部 アートライティングコース研究室
アートライティングコースでは以下のとおり特別講義を開催します。
Zoomにて無料でご参加いただけます。多くの方のご参加をお待ちしております。
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開催日時:2025年5月31日(土)15:00-16:30
タイトル:「白い石を流れくだる時間と水脈を辿って:『北白川こども風土記』の小流域を歩く」
講師:松田 法子先生(建築史・都市史・領域史、京都府立大学准教授)
コーディネーター・司会:大辻 都(京都芸術大学 教授)
サポーター:小柏 裕俊(京都芸術大学 非常勤講師)
芸術や文化にかかわるテーマをめぐって書くことを学ぶアートライティングコースでは、編集者やキュレーターなど、さまざまな形でアートライティングに携わっているプロフェッショナルを招いての特別講義を続けています。
2025年度最初のゲストは、水辺の土地やそこで営まれる生活に興味をもって各地を歩き、精力的に研究を続けておられる松田法子先生。
本学瓜生山キャンパスのある京都・北白川も、その名の通り豊かな水に育まれた一帯です。今回のレクチャーでは、1950年代に近隣の小学生たちがおこなった郷土研究の記録である『北白川こども風土記』を手がかりに、土地と人そして水の関係についてお話しいただきます。

松田法子先生プロフィール
京都府立大学大学院生命環境科学研究科准教授。建築史・都市史・領域史。「水際の土地の居住に関する社会・文化・技術・景観の研究」「温泉場・温泉町の空間・社会研究」などを専門とする。著書に『絵はがきの別府』(左右社、2012年)、『東京水辺散歩』(技術評論社、2022年、共編著)、『戦後空間史 ──都市・建築・人間』(筑摩書房,2023年、共編著)など。